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【失敗しないために…】失敗例、失敗談から学ぶ移住成功のポイント

移住に関する失敗事例

高校生になった長女とともに、長野県佐久市内で暮す現在、40歳を越えた夫婦の話。
新幹線で東京に出るのも便利な長野県佐久市から小一時間で移動できる集落に32歳の時に就農を目指し、関西から移住しています。
そして、長女が小学校を卒業する年、丁度移住6年目の時。周囲から不穏な空気が漂い始めたそうです。
その集落では、小学生の卒業旅行で姉妹都市を結ぶ海外に行くことが恒例行事だったが、過疎化の進行で中学校がなくなっており、10キロ以上離れた場所への通学を強いられる状況でした。
冬場の厳しい寒さの中、早朝のバス通学や家族の送迎等を考え、小学校卒業と同時に中学校がある佐久市内に越すことに決めたことが集落住民らの怒りを買ったようです。
「姉妹都市を結ぶ海外への修学旅行のお金は、ここに住んでいる住民のお金だから、出ていくのならそのお金を返してほしい。」と言われたそうです。

ようやく軌道に乗り始めた農業を続けようと思っていた矢先に、修学旅行の件で空気が一変したこともあり、集落での農業をやめ、佐久市内の電気会社に就職することになったそうです。
「小さな集落では1人が言い出した話に、自分の意思に関係なくほぼ全員が流されてしまいます。そうなってしまうと、昨日までの友は今日の敵になってしまう。一度噂になってしまったらもう終わりです。」と語る。
更に続ける。
「玄関前に収穫物のおすそ分けが置かれていたりすると、誰が置いて行ってくれたのかを探して、いただいたものよりも上乗せして菓子折りをお返しする訳です。これが結構な出費になるのです。」
「子どものお下がりということで着物を借りたりすれば、クリーニング代が2万円程度かかります。インターネットで購入した方が安上がりなのですが、お断りしようものなら一瞬で悪いうわさが立ちます。最後には半ば強迫観念すら感じました。」

時期によっては、月収入の3分の2程度が、このような「交際費」で使われていたといいます。

移住したい人や移住した人の声

<移住に興味がある理由は何ですか?(複数回答可)>
山・川・海などの自然にあふれた魅力的な環境(50.2%)
子育てに適した自然環境(33.4%)
子どもの教育・知力・学力向上(22.2%)
都会の生活に疲れた(18.0%)
生活コストの削減(16.0%)
実家がある(15.8%)
趣味・生き方が実現できる場所を求めている(14.0%)

一般社団法人 移住・交流推進機構(JOIN)の地方移住に興味を持っている20代~30代の既婚者[東京圏・男女]500人に行ったウェブモニターアンケート調査の抜粋資料です。
資料:一般社団法人 移住・交流推進機構(JOIN)「若者の移住」調査

よくある失敗例

都市部では当たり前であるものが当たり前ではないということを受け止める必要があります。
電車やバスがないところもありますし、買い物や病院も近くにはありません。
都市部と比較して不便であることを覚悟する必要があります。
次に近所付き合いが多く、プライベートの空間を確保することも困難です。さらに地域イベントへの参加も強制的で、断ると後々大変なことにもなりかねません。
仕事探しも移住後に。等と考えている方は大変な思いをするかもしれません。
田舎だから人手不足だと思い込んで安易な気持ちでいると、結果的に失敗してしまうようです。

失敗してしまう人の特徴

多くの事例を見て感じるのは、場所選びや下調べを充分に行わないことが大きく影響しているようです。
移住に積極的な自治体でも、移住者がどのくらいいるのか、地域おこし協力隊等の受入れ状況等、移住に関する状況もしっかりと調べた方がよいでしょう。
移住後に理想的な生活を実現できる人は、下調べに多くの時間を費やしているケースがほとんどで、失敗してしまう人は、移住に関する理想像を固めすぎてしまい、無意識のうちにそれを周囲に押し付けてしまう人だと言えます。
地域と良好な関係を築く前に持論を押し付け、結果的に孤立してしまう人や、田舎でショップ経営を夢見るものの、マニュアルを真似た取り組みが上手くいかず、店をたたんでしまった人などが該当します。

二段階移住がおすすめ

まずは、現在のライフスタイルを維持できる町を選定し、さらにそこから必要に応じて、より田舎に移動する。そのことで、極端な暮らしの変化を防ぐことができます。
状況に応じて、暮らし方が肌に合う町にとどまることも良いと思います。その方が移住後に就職先を探そうと考えている人は、限界集落よりも遥かに見つかりやすいでしょう。